読書感想文のためにと、いざお子さんと一緒に本屋さんや図書館にいってみると、どんな本を選んでいいのか迷ってしまいますよね。
特に小学校の低学年であれば、お子さん本人が1人で選ぶことよりも、お母さんが一緒になって選んであげることが多いと思います。
お子さんの普段からの読書量によって、読みやすい本は違ってくるかと思いますが、適当に選んでしまうと読み終わることができず、書く前に躓いてしまうこともあります。
そこで、読書感想文の本の選び方や選ぶ時のチェックポイントについて解説します。
また、どうしても読み終わらなかったときのために、本を読んでいない場合の書き方についてもご紹介!
読書感想文のための本の選び方
読書感想文のための本ですので、重要なのは最後まで読みきり書ききること。
そのために、大事なのはお子さんが選んだ本に対して「興味や関心」を持っていることです。
「興味や関心」があれば、読むときも書くときもスムーズにすすみます。
お子さんの「興味や関心」に寄り添った本を選ぶための選び方について解説していきます。
選び方1:お子さんと主人公に共通点がある本を選ぶ
大人がそうであるように子供も「共通点」があると初めてでも打ち解けやすくなります。
それは本も同じで、出てくる登場人物の年齢や性格、物語の舞台となる場所など、お子さんと本に何かしらの共通点があると、本の中のお話に入り込めて、読み進めやすくなります。
選ぶ時に、例えば「このお話の主人公、〇〇くんと同い年だね。」とか「このお話は〇〇くんが今住んでいる兵庫県のお話なんだって」と声をかけてあげるだけで、表紙だけを見て選ぶ時に比べて、興味や関心を持ちやすくなります。
選び方2:お子さんの興味のあることについての本を選ぶ
お子さんが好きなこと・ものが出てくるお話を選ぶようにすると、本に興味をもってもらうきっかけになります。
例えばサッカーが好きならば、サッカー選手やサッカー少年が主人公として登場したり、サッカーのシーンがリアルに描かれている物語を選ぶなど、お子様の「好き」に寄り添ったものを一緒に選んであげましょう。
我が家の息子は宇宙が好きなので、宇宙に関する内容の物語を選びました。
そのためにも、お子さんの「興味・関心」のあることは何か?普段からどんな遊びをしているのか?どんなことが好きなのか?などを予めチェックしておくことも大事ですね。
選び方3:おすすめの本を選ぶ
お子さんと本の共通点やお子さんの興味に合った本を選ぶといっても、お店には沢山の本が並んでいますよね。
こんなに沢山だとなかなか絞りきれない…そんな時は、書店員や図書館の司書など、本のプロにお子さんの年齢や興味・関心をお話して、おすすめの本を教えてもらうのも手です。
また、お母さん自身が読書好きであれば、自分がお子さんの年齢の頃に読んで夢中になった本をお子さんに教えてあげるのもいいですね。
選ぶ時の注意点ですが、面白そうな本を3冊くらいまでに絞り込むところまではお母さんが決めてあげてもOKですが、最終的な1冊を選ぶのはお子さん自身にしましょう。
「コレにしなさい」と押し付けてしまうと、本を読むこと自体が面白くなくなってしまいます。
読書感想文の本選びのチェックポイントって?
本全体のページ数をチェック
必ず選ぶ時にチェックしたいのは、本のページ数。
多ければいいというわけではありませんが、学年に対してあまりにも少なすぎるのも考え物ですよね。
そこで、毎年夏休みには各学年ごとの課題図書が紹介されると思いますので、その課題図書のページ数を目安に、読みたい本が学年にマッチした読書量になるかどうかチェックしましょう。
小学校低学年:30~100ページ
小学校中学年:30~200ページ
小学校高学年:180~230ページ
読みやすく量が適当なものかどうかをチェック
ページ数は課題図書と同じくらいだとしても、文字の大きさによってボリュームに差が出てきてしまいます。
読んでみたいと思える文字の大きさや量であることを、実際の本を手にとってチェックしましょう。
最初にも書いてありますが、本を最後まで読みきることが読書感想文のスタートです。
読むところで時間をかけすぎないためにも大切です。
提出迫る読書感想文…本を読んでない場合の書き方
提出は明日なのに、まだ本すら読んでいない・・・なんていう場合もあるかと思います。
そんな時は、今まで読んだことのある本から好きなものをピックアップし、読書感想文を書きましょう。
読書感想文の詳しい書き方については、こちらに書いてあります↓

書き方については↑の記事に詳しく書いていますが、本を読んだ場合と同じで、①この本を選んだ理由、②主人公に質問してみたいこと、③自分との共通点や違いを探す、④お話の中で一番好きな場面、⑤主人公にかけてあげたい言葉を、予め書き出して構成の骨にして書いていきます。
普段から本なんて読まないんです・・・と思う方もいますが、今までお母さんが読んであげた絵本や本の中で長めのストーリーのもの、教科書に載っている物語でも構いません。
お子さんの気持ちや考え、面白い表現が詰まった濃い内容の読書感想文が書ければ、本にこだわりすぎる必要は無いですね。
ただし、必ず今年の課題図書から選ぶことが宿題として決まっている場合は、早めに取り掛かりましょう。
読書感想文のための本の選び方まとめ
- 子供の興味関心に寄り添った内容の本を選ぶ。
- 最後まで読みきってもらうために、課題図書と同じくらいのページ数のものを選ぶ。合わせて文字の大きさもチェック。
- どうしても本が読めなかった場合は、今まで読んだことのある本を使って読書感想文を書く。
本を読む・メモにまとめる・実際に感想文書く・清書するというように、読書感想文には時間がかかりますよね。
少しでも早く始められるように、出来るだけ早めに本は決めてしまいましょう。お子さんが心から楽しく読んで書き始められる一冊が見つかりますように。
★夏休みの読書感想文の記事一覧はこちら!ぜひお役立てください↓

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