七夕が近づくとご自宅でお子さんと一緒に七夕の笹飾りをつくるお家も多いのではないでしょうか?とくに、短冊にお願い事を書くのは定番で、子供たちの可愛いお願い事に、ほっこり微笑ましい気持ちになりますね。
ちなみに、しおリンゴ家の息子のお願い事は、2年連続「ケーキ屋さんになりたい」という女子力高めなお願いでした(笑)
お願い事を短冊に書くときに、短冊の起源や由来も話せれば、より一層楽しく知的な行事になります。お子さんにそのまま話せるように、簡単な短冊の起源や由来についてご紹介します。
また、短冊やこよりの簡単な作り方も写真入でご紹介します。ご自宅にあるもので簡単に作れるのでお子さんと一緒に短冊作りから話してみてくださいね。
我が子に伝える七夕の短冊の由来
まずは少し詳しく大人向けに解説します。
短冊について詳しく解説
七夕の短冊のルーツは、平安時代に宮中で行われた七夕の行事の中で、カジノキの葉に和歌を書いてお願い事をしたのが始まりといわれています。
江戸時代になると庶民にも七夕が広まりました。ことのとき、カジノキの葉に代わって、短歌や俳句を書くための少し厚手の細長い紙に書かれるようになったのが、今の短冊の始まりです。
この短冊には緑・赤・黄・白・黒(青)の5色があり、これは中国の五行説(木・火・土・金・水)に由来します。
これでは子供には分かりにくいので、簡単に解説します。
お子さんに伝える簡単な説明
昔々、七夕祭りがスタートした頃は、神様にお供えする葉っぱにお願い事を書いていたんだって。それがだんだんと、短冊という細長い画用紙みたいな少しぶ厚い紙に、お願い事を書くように変わっていったんだって。その短冊には、緑・赤・黄・白・青の5つの色があるよ。好きな色にお願い事を書いてみようね。
お子さんとこんな話をしながら、短冊にお願い事を書けるといいですね。
幼児でも簡単!七夕の短冊の作り方
自宅にある折り紙で簡単に作れる短冊を2種類ご紹介します。
こよりつき短冊
短冊を吊るす「こより」も短冊にくっついている短冊の作り方です。
①好きな色の折り紙を半分に切ります。
②半分に切った紙の端から1.5cmのところに線を入れます。その時上1cmほど残す。
③残す部分を切ってしまわないように気をつけながら、線を切ります。
④切った部分を反対に折り返して、「こより」にします。
⑤こより部分を丸めてのりで貼って輪にすると、笹に吊るしやすくなります。
切る作業もありますが、真っ直ぐ切るだけなので、お子さんでも作れますね。ただ、幼児にとっては真っ直ぐ切るのも大変な作業です。ゆっくり丁寧に切るように伝えて、ゆったりと見守ってあげましょうね。
また、外に笹飾りを飾る場合は、この輪では風で飛ばされやすいですので、次
にご紹介する、こよりと短冊を別々につくる方法でつくって、しっかり結んでくださいね。
こよりを別につくる短冊
①折り紙を半分に切ります。
②上から2cmのところで折り返します。
③折り返したところの中心にパンチで穴を開けます。
※真ん中に空けるために、短冊を縦半分、折り返した部分を更に横に半分にするように軽く十字に折り目をつけます。(折りきらずに印をつけるくらいの気持ちで)
十字のクロスした部分に印を入れて、パンチをするときの目印にすると綺麗に真ん中に穴があけられます。
次にご紹介する「こより」の作り方でつくったこよりを穴に通して笹に結んでくださいね。
七夕のこよりは自宅の〇〇で作れる!その作り方は?
短冊や七夕飾りを吊るすための「こより」ですが、半紙で作る作り方はよく紹介されていますが、それだけのために半紙を買うのももったいないですよね。
実は自宅にあるティッシュで簡単にこよりが作れますよ。
ティッシュで作るこよりの作り方
①2枚1組のティッシュですが、1枚だけ使います。
②1枚にしたティッシュを1/4に切り分けます。手でも簡単に裂けますよ。
③指に軽く水をつけて、端からしっかり目にねじっていけば出来上がり。
こより作りのポイント
指につける水は、コップ張った水に親指と人差し指を浸し、軽く水を払ったくらいの水分量でOK。少し湿り気があった方が、ねじったときにまとまりやすくなります。
しっかりとねじって縒る(よる)ことで、しっかりとしたこよりになります。
あとは普通の紐のように、短冊の穴に通して結べばOKです。結ぶ時は、普通の紐よりは切れやすいので力加減に注意!
1/4のティッシュで大丈夫?
こよりを作る時、薄い1枚にしたティッシュを更に1/4にしたものを使っていますが、強度が心配になりますよね。私も最初は薄い1枚ティッシュを切り分けずに1枚使ったほうがいいかなと思っていたんですが、実はそうでもありませんでした。
写真の通り、1枚全部を使うと出来上がったこよりが太くなってしまいます。こよりが太いと穴に通しにくく、結ぶときも結びにくいです。次に1/2でも作ってみましたが、もう少し細いほうが扱いやすいかと思い、1/4にしてみました。
1/4くらいがある程度の強度を保ちながら、結ぶのにぴったりの太さでした。
七夕の短冊の由来と短冊・こよりの作り方のまとめ
●七夕の短冊は、カジノキの葉に和歌を書いてお願い事をしたのが起源。
●江戸時代になると、短歌や俳句を書いた細長い厚手の紙(=短冊)に変化し今の短冊の元となった。
●短冊は折り紙半分サイズで幼児でも簡単に作れる。
●こよりは薄い1枚にしたティッシュ1/4で作れる。
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00均などでも売っている短冊とこよりですが、自宅にあるもので簡単に作れますので、今年はお子さんと手作りの短冊でお願い事をしてみては?
そのときに一緒に短冊の由来をはなせると、日本の風習や文化への興味関心も高まりますね。楽しくて少し知的な七夕にしてみてくださいね。
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