夏の花火大会、お子さんや奥様、彼女と一緒に浴衣を着てお出かけする男性も増えてきましたね。
とっても粋で素敵なのは分かるけれど、「もう、浴衣はこりごり」そうおっしゃる男性は少なくないです。
その原因は、暑さと着崩れからくる不快感。
・浴衣でおでかけ暑いときの対策は?
・浴衣での汗対策は?汗っかきこそ〇〇〇〇がマスト!
・浴衣の着崩れを防止する男性向けの対策は?
「また来年も浴衣で出かけようね」と、彼女や奥様に男の余裕を見せられるように、こっそり予習してくださいね。
浴衣でのおでかけの暑さ対策は?
夏の暑い時期のお祭りや花火大会などの人ごみは、暑くて疲れてしまうもの。
暑さ対策として、浴衣を着て出かけるときは、うちわや扇子を持って出かけることは多いけれど、正直それだけでは、暑い!!!
衣類用冷感スプレー
そんなときにおすすめなのが、衣類用の冷感スプレー。
衣類にシュシュっとスプレーするだけで、ひんやりとした清涼感を感じられる代物。
その仕組みは、衣類にかけた薬剤が、かいた汗の水分に反応して冷感成分が溶け出し、肌に伝わって清涼感を感じるようになっています。
またメントールの爽やかな香りも、清涼感をアップさせてくれます。
このスプレーの持続力は約2時間ほど。
スプレーする時は、衣類から10cmほど離して衣類全体にスプレーします。
基本的には、1箇所当たり3~5プッシュくらいが目安ですが、特に汗をかきやすい、脇や背中、首元にしっかりとスプレーすると、身体全体がクールダウンできて効果的ですね。
浴衣に直接かけると、せっかくの浴衣が痛んでしまわないか心配になるので、浴衣の下に着る肌着にかけるようにするといいでしょう。
保冷剤
ケーキ屋さんなどでもらう小さめの保冷剤を、浴衣と帯の間に挟んでおくのもおすすめです。
わきの下近くの帯下だと、目立ちにくくでいいですね。
浴衣と肌着の間や、直接肌着の下などに入れると、冷たすぎるので挟む位置には注意が必要です。
溶けてきた時の水分が気になるようでしたら、薄手のハンカチに包んでから挟むといいでしょう。
ドンドン溶けていきますので、小さな保冷バックに予備の保冷剤を持っておくと、お手洗いにいったときなどに、こっそり入れ替えることもできますね。
浴衣で暑いときの汗対策は?汗っかきこそ〇〇がマスト!
浴衣を着ると汗だく・・・女性よりも汗をかきやすい男性ならではの悩みなんじゃないでしょうか?
そんな時は、浴衣の下に半そでのアンダーウェアー+ステテコがおすすめです。
ステテコまではくと暑くて余計に汗をかくんじゃないかと思われがちですが、浴衣で暑く感じたり不快に感じる原因は、かいた汗で浴衣が体にまとわり付くこと。
本来、浴衣は袖の下や合わせた裾の間から風が通り抜けて、暑い中にも涼を感じることができるようになっています。
けれど、汗で浴衣が体にまとわり付いてしまうと、風が入る隙間がなくなり、余計に汗もかいてしまいます。
なので、しっかりと汗を吸い取ってくれる肌着を着る方が、暑さ対策になります。
また、しっかりと肌着で汗対策をすることで、着崩れ防止にもなります。
肌にまとわり付いた浴衣が、歩く度にあちこちに引っ張られることで、着崩れしやすくなるのですが、肌着で汗対策をすると着崩れも防いでくれますね。
おすすめのステテコ生地
浴衣の下に着るステテコにおすすめの布生地は、表面が細かさざ波状の凹凸のある「綿ちぢみ」(綿クレープ生地ともいいます)。
生地に凹凸があることで、程よいシャリ感があり、汗をよく吸い、吸った汗をすばやく乾かしてくれます。
また、通気性や、吸湿性、放湿性も兼ね備えており、江戸時代末期から長く愛されている生地です。
Tシャツやランニングを選ぶ時に気をつけたいのは、首の開き具合。
浴衣は衿元を緩めにあわせることで、涼しげに着るものです。
男性の下着用Tシャツは、鎖骨近くまで首が詰まっているものが多いので、浴衣のあわせからTシャツが覗いてしまうことも。
なるべく襟ぐりの深い「綿」もしくは吸水速乾などの機能を持った「機能性繊維使った生地」のTシャツがおすすめです。
浴衣の着崩れを防止する男性向けの対策は?
暑い中歩いていると、だんだんと着崩れてきてしまいますよね。
着崩れてくると、なんだかだらしない印象に・・・。
大人の余裕が感じられる堂々とした立ち居振る舞いをするための、着崩れ防止対策をご紹介します。
究極の着崩れ防止対策
男性の場合女性と違い、腰の部分で折り返して「おはしょり」を作るということはなく、そのまま「羽織る」って浴衣を着ます。
折り返すことが無いからこそ出来る究極の着崩れ対策があります。
それは、甚平のように腰のところに紐を縫いつけて結ぶこと。
腰のところなので、帯を上からするため紐は見えませんのでご安心ください。
紐の素材は結べれば何でもOKですが、できればポリエステル素材よりも綿素材のほうが滑りにくくほどけにくいです。
また、紐の色を浴衣の色に近いものにしておくと、万が一帯からひょっこり覗いても目立ちません。
縫いつける紐の長さは、1本あたり30cmほど。結ぶところを2箇所作るので、合計4本の紐が必要です。
(例:子供の甚平の腰についている紐)
縫い付けるというひと手間は必要ですが、紐を縫い付けておくだけで、だらしなく着崩れることはありません。
事前に奥様や彼女に事前にお願いしておくのも手ですね。
帯がズレて着崩れるときの対策
男性の場合、帯はズボンを腰履きする時のベルト位置くらいで締めるのがかっこよく着こなすポイントです。
ただ、最近の男性はウエストの細い方も多いので、だんだん帯がウエスト位置まで上がってきてしまい、見た目が小さな子供のように見えることも。
そんなときは、帯にぐっと親指を入れて押し下げて腰の位置まで持って行きましょう。
ウエストが細すぎて帯が決まらない場合は、着る時に補正用にタオルを入れておくと寸胴になり、帯もずれにくくなりますよ。
浴衣でおでかけ暑いときの対策のまとめ
●衣類用の冷感スプレーを肌着にかけたり、保冷剤を帯と浴衣の間に挟むと簡単に暑さ対策になる。
●汗対策に肌着(Tシャツ+ステテコ)を着ることが、暑さ対策や着崩れ防止に繋がる。
●着崩れないように紐を予め縫い付けておくとよい。
暑さや快適に着こなす準備をして、ご家族や彼女との浴衣を楽しんでくださいね。
暑さ対策だけでなく、適度に水分をとったり休憩することも大事です。
休憩も兼ねた夕食のお店を予約しておくなど、上手にリードできると大人の余裕を感じ、浴衣姿がよりかっこよく見えますね。
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