年賀状に、暑中見舞い、子供の名前付け、提出する書類など、PCが普及した今でも、文字を手書きする場面は沢山あります。
字に自信がないことで、手紙や季節の挨拶状を書くのが億劫になったり、書類を書くのを面倒に感じたりなんてことありますよね。
習いに行くほどの気持ちではないけれど、今よりちょっときれいに書きたい!
そこで、字がきれいな人と汚い人の違いや、字をきれいに書くコツ、きれいに書くための練習法について調べてみました。
字が綺麗な人と汚い人の2つの違い
字がきれいな人と汚い人の違いは、書くよりも以前に大きな違いがあります。
●字がきれいな人と汚い人の2つの違い
①姿勢が整っている(筆記具を正しくもち、紙全体が見渡せる距離まで頭を離す)
②漢字の書き順が正しい
字が汚い人ほど、字を書くときの姿勢が悪いもの。
姿勢を整えるのにまず大事なのは、筆記具を正しく持つこと。
力を入れすぎて人差し指が「くの字」に折れ曲がっていたり、親指の付け根にまで鉛筆が入るくらい鉛筆を寝かせて持ったり、親指と人差し指が交差していたり、中指まで鉛筆に乗せてしまうなど、へんな持ち方の癖が付いてしまっていることが多いです。
正しく鉛筆を持たないと、指が疲れやすかったり、筆記具を動かせずのびのびと文字を書くことが難しくなります。
また、きれいな字を書こうと力みすぎるためか、顔と紙がとっても近くなって、背筋がぐっと曲がった状態で書いている人もいます。
紙と頭の距離から見直してみましょう。
姿勢がきれいになると、自然と自然と丁寧に書くようになります。
さらに、字がきれいな人は、正しい書き順で文字を書いています。
特に漢字は画数が多くなればなるほど字のバランスがとりにくいものです。
書き順通りに書く方が、バランスのよい美しい文字が書きやすくなります。
美文字になる書き方 3つのコツとは?
字をきれいに書くコツはいくつも紹介されていますが、その中でも、今すぐ自宅で出来る美文字のコツを3つご紹介します。
●今すぐ美文字にする3つのコツ
①横線は軽く右肩上がりにする
②数字は真っ直ぐではなく、少し斜めに倒して書く
③隙間が均等になるよう意識する
横線は軽く右肩上がりにする
横の線を少しだけ右斜めに書く方が大人っぽくてきれいな字に見えます。
斜めに傾ける際は、角度を揃えた方が美しく見えます。
また、角度が急すぎるのはキツイ印象を与えますし、右下がりなのはだらしない印象に見えます。
何度か書いてみて、美しく見える角度を掴んでくださいね。
数字は真っ直ぐではなく、少し斜めに倒して書く
数字は真っ直ぐ書くと、なんだか子供っぽい印象になります。
少し斜めに倒して書くと、大人っぽい雰囲気になり、バランスよくきれいに見えます。
隙間が均等になるよう意識する
漢字の線と線の間にできる隙間の間隔が均等になると、美しく落ち着いた印象の文字になります。
字が汚く見える原因のひとつが、この隙間の大きさがバラバラなこと。
隙間が不均等だから、文字自体が煩雑に見えて、汚く見えてしまいます。
たった3つですが、少し意識をするだけで字の雰囲気が大人っぽく洗練された印象に変わります。
また、汚い人ほど急いで書こうとしたり、力が入りすぎていたりします。
3つのポイントを意識するためにも、お手紙や提出用の書類を書くときだけでも、一文字一文字丁寧に書いてみてくださいね。
美文字になるための書き方練習法
あまりお金をかけずに字をきれいにするには、とにかく継続して丁寧に書く練習をすることです。
そのためにおすすめなのが、本屋さんに売っている「美文字練習帳」を買ってきて練習するといいでしょう。(最近では100均でも売っていることがありますよ。)
美文字練習帳は並べてみると、その字のお手本を書いた先生によって、雰囲気が全く違うことに気がつくかと思います。
練習帳を選ぶ時は、お手本を書いた先生が書道家や美文字の先生としてどれだけ有名かではなく、お手本の文字が「自分の好みかどうか」が大きなポイントになります。
せっかく練習するのだから、自分の好きな字の雰囲気を練習しましょうね。
練習はひたすら練習帳の薄い文字の上をなぞり、美文字の雰囲気を掴みましょう。
その際は、先ほどお伝えした字をきれいに書く3つのポイントを意識して、どれくらいの角度で右上がりになっているのか、線と線の感覚はどれくらい空けているのか、書き順はあっているかどうかなどを意識しながら進めましょう。
週に一度1時間練習するより、毎日10分でいいので集中した練習を継続したほうが身につきます。
字が綺麗な人と汚い人の違いって?美文字のコツやトレーニング法についてのまとめ
●字がきれいな人と汚い人では、字を書くときの姿勢と書き順に違いがある。
●今すぐ字をきれいに書きたいなら、きれいに書くための3つのコツを意識する。
●美文字練習帳で練習をするときは、自分の好みの文字の雰囲気のお手本を選ぼう。
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