富山県内で最も多くの曳山(ひきやま)が登場する、新湊曳山まつり。
1年に一度のこのおまつりを見るため、県内外からたくさんの観光客が集まります。
今年こそはリアルタイムで新湊曳山まつりを見たい!と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、改めて「新湊曳山まつり」についての基本情報や見所、有料観覧席で見学する方法について紹介します!
しっかり情報を集めてから、新湊曳山まつりを見学に行きましょう。
新湊曳山まつりってどんなおまつり?その歴史を簡単にご紹介
まずは簡単に、新湊曳山まつりがどんなおまつりなのか?をお話しします。
新湊曳山まつりは、正式名称では「放生津(ほうじょうづ)曳山祭」といいます。
放生津八幡宮秋季例大祭の1つですね。
特徴としては、富山県内で最多となる13本の曳山が登場すること。
そして、その曳山は「イヤサー!イヤサー!」という独特の掛け声とともに、町中を引き回されていくのです。
昼は花山、夜は提灯山として、曳山の引き回しは深夜まで行われるんですよ。
★昼の花山の様子↓
I uploaded a @YouTube video http://t.co/jYB4CYZE 曇天に響くイヤサー 富山・射水の新湊曳山まつり
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) October 2, 2012
★夜の提灯山の様子↓
10月1日 新湊曳山まつり 新湊市庁舎裏
映画「人生の約束」のシーン再現
提灯山点灯式#射水市 #新湊曳山まつり #人生の約束 pic.twitter.com/zuUB5K2bK8
— タボイヤー (@tabo280) October 2, 2016
そんな新湊曳山まつりは、富山県の指定無形民俗文化財に認定されています。
新湊曳山まつりの歴史は?
新湊曳山まつりは、今から360年以上も前に始まりました。
1650年、古新町が曳山を設立したことが曳山まつりの始まり。
その後、他の町が競って曳山を製作し始め、1862年に13基が揃いました。
そこから、今の新湊曳山まつりが始まったのです。
こんな昔から続くお祭りだなんて知らなかったので、驚きました。
新湊曳山まつりで使われる曳山は、町ごとに曳山の飾りが違います。
からくり人形がついていたり、見るからに車輪が豪華だったり。
歴史を含め、そういう町ならではの特徴のある曳山を見比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
新湊曳山まつりは映画にもなったよ!その見所をご紹介
実は新湊曳山まつりは、映画の題材にもなりました。
平成28年に公開された「人生の約束」という映画なのですが、知っていますか?
人生の約束は、石橋冠監督の映画で、主演は竹野内豊さんでした。
竹野内豊さんの他には、江口洋介さんや小池栄子さんなどが出演されていましたね。
映画では、新湊の住人およそ700人とエキストラ800人により、曳山まつりが完全に再現されました。
竹野内豊さん、江口洋介さん、小池栄子さんも一緒に曳山を引き回したんですよ!
[映画]竹野内豊&江口洋介、初2ショット!富山・新湊曳山まつりで心“つながる”熱狂の夜 http://t.co/PS3GkW8NCD pic.twitter.com/v7mzsISJpm
— シネマトゥデイ (@cinematoday) May 7, 2015
2015年のゴールデンウィークに曳山まつりのシーンが撮影されたのですが、おまつり当日以外に13基の曳山が揃うのは、このときが初めて。
映画の中でも、本番さながらの迫力ある引き回しをぜひご覧になってください。
新湊曳山まつり 曳山の巡航順路の予定について
新湊曳山まつりでは、なんといっても「曳山の巡航」がメイン。
13基の曳山が、新湊の町中を回るのです。
曳山の巡航を見なければ、新湊曳山まつりに来た意味はありません。
何時ごろ曳山がどのへんを通るのかがわかれば、事前に場所取りなどもできますから、あらかじめ曳山の巡航順路は確認しておくことをおすすめします。
ちなみに、昨年の巡航順路はこちら↓
【花山・昼の部】
放生津八幡宮→東町→荒屋→四十物町→山王町→中町→奈呉町→湊橋→古新町→長徳寺→湊町→三日曽根
【提灯山・夜の部】
三日曽根→新町→紺屋町→法工寺→南立町→立町交差点→中新湊通り→立町→かぐら通り→立町交差点→放生津橋→荒屋町→放生津八幡宮
毎年巡航順路は代わります。
巡航順路が決定したパンフレットは9月中旬になるそうですが、今年の順路予定がツイッターで発表されていました。
10/1(火)新湊曳山まつりの曳山の巡行順が決まりました。
①古新町②紺屋町③新町④南立町⑤立町⑥三日曽根⑦法土寺町⑧荒屋町⑨奈呉町⑩中町⑪四十物町⑫東町⑬長徳寺 pic.twitter.com/8ZdAaUF5Qa— 射水市観光協会 (@imizu_kanko) August 14, 2019
花山と提灯山は18時を境に変わります。
だいたいの順路や時間帯は、新湊曳山まつりのパンフレットに記載されるので、出来ががったら、そちらをチェックしておきましょう。
1日かけて、放生津八幡宮から町を一周するイメージですね。
曳山の巡航位置が確認できるサイト
そうはいっても、今どこに曳山がいるのか知りたいですよね。
実は、当日曳山がどこを巡航しているのかを、下記のサイトからチェックすることもできるんです!
当日になると「新湊曳山まつりマップ」に現在の位置が表示されますので、チェックしながら曳山を待ちましょうね。
新湊曳山まつりを有料観覧席で優雅に見学する方法
新湊曳山まつりは、歴史ある伝統的なお祭りの1つ。
富山県内で最も多い、13基の曳山が揃いますので、県内外からもたくさんの観光客、見物客が訪れるのです。
当日の会場は、見所の場所によってはかなりの人でごった返すことでしょう。
そうなると、小さい子供を連れて見学に行くのは難しいかも…と行くこと自体をためらってしまう人もいるかもしれません。
そんな人におすすめなのが、有料観覧席をゲットしておくこと!
有料観覧席は、大きなお祭りや花火大会などでもありますよね。
小さい子供や高齢者などは、有料観覧席をゲットして優雅に見学しちゃいましょう!
では、新湊曳山まつりの有料観覧席はどのようにすればゲットできるのでしょうか。
新湊曳山まつりの有料観覧席は、要事前予約。
個人での申し込みは、8月1日から始まっています。
担当:㈱トラベル新湊
問い合わせ先:0766-84-2055
料金:1人3,000円
小さな子供であっても、席が必要な場合はお金が必要となりますので、覚えておきましょう。
有料観覧席は時間帯によって2ヶ所あります。
A:立町交差点南側(10時~12時頃)
B:湊橋東側(19時~20時頃)
A、Bどちらも観覧席の数は100席ずつで、場所の指定はできません。
抽選ではなく「先着順」なので、人気のエリアは早いうちに完売してしまうこともあります。
すでに個人の申し込み受け付けも始まっていますから、気になる人は早めに問い合わせをしておきましょう。
新湊曳山まつりでは、今年も有料観覧席(200席)を設けます。本日8/1から、個人の方への販売も開始しました。1席3,000円(税込)です。申込み・問合せはトラベル新湊まで。電話0766-84-2055(月~金曜は9~18時、土曜は10~16時、日曜・祝日は休み) pic.twitter.com/gmUTH5GRFM
— 射水市観光協会 (@imizu_kanko) August 1, 2019
有料観覧席は事前に申し込みなどをして予約をしておかなくてはならないので、新湊曳山まつり当日ではゲットすることはできません。
新湊曳山まつりの基本情報をチェック
では最後に、新湊曳山まつりの基本情報をチェックしておきましょう。
会場への行き方や日にちなどを、改めて確認しておきます。
新湊曳山まつりの日程
開催日:2019年10月1日(火)
日時:9時~23時頃
開催場所:富山県放生津、新湊
新湊曳山まつりは、毎年「10月1日」に行われています。
曜日に関係なく、開催日は10月1日なので忘れないようにしておきましょう。
開催日が土日とかぶるときには、かなりの見物客が訪れますが、平日開催の年はそこまで人で溢れているということはありません。
そう考えると、2019年は火曜日の開催になるので、初めて行く人や小さい子供連れであっても行きやすいかもしれませんね。
また、会場は新湊の町中になります。
曳山が巡航するのが新湊の町中になるので、1ヶ所に人が集まるということはありません。
新湊曳山まつりへのアクセス
新湊まで行く方法には、
・富山駅から新湊地区行きの「ぶりかにバス」に乗る
・海王丸パーク駐車場から無料シャトルバスに乗る
・小杉駅からコミュニティバスに乗る
・高岡駅から万葉線に乗る
などがあります。
新湊曳山まつりの駐車場情報
車で行く人が気になるのは駐車場のこと。
車で新湊曳山まつりにいく場合は、海王丸パークの駐車場に停めてシャトルバスを利用するのが一番でしょう。
ちなみに、海王丸パークの駐車場は、無料で約600台の車がとめられるので、かなり沢山の車が停められますね。
ただし、県内外からの人出がありますので、可能であるならば公共交通機関を利用しましょう。
新湊曳山まつり当日はバスもたくさん出ているので、上手に利用していくといいですね。
新湊曳山まつりの順路や見所をご紹介!駐車場や有料観覧席情報まとめ
新湊曳山まつりの順路や見所について、紹介しました。
新湊曳山まつりは、13基もの曳山が登場する伝統的なお祭り。
映画になったこともあり、平日でもそれなりの観光客が訪れることが予想されています。
せっかく行ったのに曳山が見られなかったということのないように、しっかりと情報収集してから会場に行くようにしましょう!
今から、お祭り当日が楽しみですね。
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