数年前、社会問題ともなった「宅配便の再配達」問題。
クロネコヤマトの再配達問題から、一気に世間の注目を集めることとなりました。
そんな再配達問題を解決する救世主として登場したのが、宅配ボックス。
近年では、新しいマンションなどでは宅配ボックスが設置されているところも増えていますね。
しかし、宅配ボックスが設置されていないアパートやマンションでは、どうすれば良いのでしょうか。
宅配ボックスは自分で設置することもできますが、その際はリスクや問題点についても理解しておかなくてはなりません。
宅配ボックスで注意すべき問題点とは?置く前にこれだけは確認しよう!
宅配ボックスは、一人暮らしの人や仕事が不規則な人など、日中なかなか荷物を受け取れない人たちから高い支持を得ています。
確かに在宅していなくても荷物を受け取れるのは、とても便利ですよね。
しかし、宅配ボックスは便利なだけではありません。
設置するのなら、きちんとリスクや問題点について知っておきましょう。
宅配ボックスの問題点3つ
宅配ボックスには、主に3つの問題点があります。
- 表札がないと持ち戻りされる
- 生鮮食品は持ち戻りされる
- 盗難は自己責任
アパートやマンションでは部屋番号があるため大丈夫かもしれませんが、基本は表札がないと宅配ボックスには入れてもらえません。
配達員による間違いを防ぐためでしょう。
(普段の配達でも、表札が無い場合は荷物を渡されるときに名前を確認されますよね。)
また、生鮮食品やクール便で配達されたものなどは宅配ボックスの使用は不可。
設置してある宅配ボックスよりも荷物のほうが大きかった場合(宅配ボックスに入らない)も、当然持ち戻りになってしまいます。
それよりもやはり気になるのは、万が一荷物を盗まれてしまった場合でしょう。
- 配達員がカギを閉め忘れた
- 届ける部屋を間違えた
- 判子だけ押されて持っていかれた
いかなる場合であっても、確実にそうだという証拠がない限り、盗難は自己責任となってしまいます。
実際に、判子だけ押されていて中身が入っていなかったり、宅配ボックスごと盗まれてしまったというケースが発生しています。
宅配ボックスの盗難対策にはコレ!みんなが使ってる対策グッズについて
宅配ボックスを設置するにあたって、やはり気にしなくてはならないのは「盗難対策」。
実際に宅配ボックスを設置している人は、どのような盗難対策をしているのでしょうか。
配達員が暗証番号を決めるタイプは使わない
配達後、配達員が暗証番号を決めてカギをかけ、その暗証番号を不在届で伝えるというタイプの宅配ボックスがあるのですが、こちらはあまりおすすめできません。
郵便受けに不在届(暗証番号つき)が入っているわけですから、危険極まりないですよね?
暗証番号タイプではなく、南京錠やダイヤル錠を使ってカギを閉めるタイプにしましょう。
判子機能付き宅配ボックスを使う
判子を盗まれるということもありますので、判子は宅配ボックスの中に入れず、代わりに判子機能付き宅配ボックスを使用することをおすすめします。
こちらは一度しか押すことができない上、判子をボックスに入れておく必要もありません。
防犯カメラを設置
最も安全で確実なのは、防犯カメラを設置すること。
そうすれば、万が一の盗難のときの証拠になりますので、警察に捜査を依頼することもできるでしょう。
防犯カメラは盗難だけでなく、防犯対策としても良いので、宅配ボックスを設置するのなら、ぜひ防犯カメラもセットで設置を検討してみてください。
上手に活用!宅配ボックスの正しい使い方とその仕組みについてのまとめ
宅配ボックスの問題点やリスク、盗難対策について紹介しました。
正しく使えば便利な宅配ボックスですが、盗難などのリスクは隣り合わせであることを覚えておきましょう。
とはいえ、再配達による配達員への負担を減らすためにも、宅配ボックスはおすすめのもの。
きちんと対策をした上で、設置するかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。
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